現ず

はたらかず
つくろわず
もとのままの
生命に身を置くとき、
生命の始まりと終わりの
楔は消えて
「不老不死」の理が姿を現す。

蘇生の一歩

動く、
止まる。

動く、
止まる。

次の動くが止まる。

そして存在が消える。

「臨終正念」は、
存在が消えてしまう悲しさより、
その後に自分がいない時間が
永遠に続く景色の中で
足元が崩れ
どこまでも落ちていく恐れを
見つめることから始まる。

嬉しさ

苦難の中に
次の扉を開け、
新たな景色の中、
前に歩き出すことのできる
エネルギーが満ち満ちている。

“　難　”こそ、歓び。

故に
賢者はよろこび
（そのエネルギーの存在を知らずに）
遇者は退く

円

“　苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき
　苦楽ともに思いあわせて
　南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給え、
　これあに自受法楽にあらずや　“　　　　　　P1143

苦には苦の意味あり。
　楽には楽の意味あり。
　苦楽ともの意味を知って
　円となる。　　

唱題

生命を歓喜の色に染め上げて
その歓喜が湧き出るように
身体の全ての細胞が踊りだすとき
病は居場所を失う。

苦の姿

“　苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき
　苦楽ともに思いあわせて
　南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給え、 　　
これあに自受法楽にあらずや　“　　　　　　P1143

苦の中に光あり。

ー苦しみの瞬間（とき）の中に、未来の息吹が隠れているー　

始まり

　
“　浅きを去って深きにに就くは、丈夫の心なり　”
　　　　　　 p509

全ては
今、身に羽織っている衣を
一旦、脱いで
その価値を問い直す
勇気の一歩から
始まる。

生命

“　生命は永遠である　”　　（戸田城聖）

生命の
真の姿は
無量無辺であり
無始無終である

始まり

まず臨終のことを習って
後に多事を習うべし　　　　　　　p1404

多くの人間にとって
臨終とは
生の扉が閉じる
瞬間を思い描く。
生命を開く人間は
臨終に
新たな始まりの扉が開く
瞬間を想う。

幸福の源

陰徳あれば陽報あり
　　　　　　　　　　　　　　　p1178

目の前の人の、
思い描く人の笑顔が
私の笑顔を生む。